〈新型コロナウイルス〉大学生に抗原検査 夏合宿に実証実験 妙高市

 妙高市は、同市でスポーツ夏合宿中の大学生を対象に、新型コロナウイルス抗原検査を行っている。観光庁の採択を受けた実証実験として、大学の協力制で行っている。

抗原検査会場。検査スタッフの指導を受け、鼻腔(びくう)ぬぐい液を綿棒で採取する大学生(16日、杉野沢トレーニングセンター)

 地域の医療機関と連携した安全・安心な観光地づくりの一環。市観光商工課によると、現在のところ4大学の協力が得られている。スマートフォンアプリを活用した合宿前後の健康観察も取り入れている。

 7~22日の予定で妙高で合宿を行っている首都圏の大学陸上部は3日に1回、同市の杉野沢トレーニングセンターで抗原検査を受けている。16日は約20人が受け、15分後に結果が判明。この日も全員陰性だった。

 男子学生(22)は「県外に移動して合宿をさせてもらっている。検査することは大事だと思っている」と話した。

 同課の城戸陽二課長は「医療機関とどう連携し、感染拡大をいかに防ぐか実証したい」と話している。

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