サッカー韓国代表が9月に行われるカタールW杯アジア最終予選をホーム2連戦に変更した。
韓国紙「毎日日報」などが報じたところによると、韓国代表は9月の最終予選で2日にソウルでイラク戦、7日に水原でレバノン戦に臨むことになった。
レバノン戦はアウェーで行われる予定だったが、来年1月27日に予定されている同戦のホームゲームと日程を入れ替え。大韓サッカー協会関係者は「来年1月の寒さのために負傷の危険が高く、競技力にも問題があるため、レバノンサッカー協会と協議してスケジュールを変更した」と説明しており、韓国側の要請で異例の変更に至った。
1月の韓国での試合は厳しい寒さが予想されることを主な理由としているが、そこには韓国側の狙いも透けて見える。9月のレバノンは中東特有の酷暑が予想されるが、1月の同地は気温15度前後と快適な気候。韓国側にとっては中東アウェーの厳しい環境を和らげることができるのだ。
最終予選を巡っては新型コロナウイルスの影響を理由に開催地を変更する国も出てきているが、気候を理由に日程を入れ替えるのは異例。レバノン側と協議した結果だが、韓国側がW杯出場へ向けてピッチ外でも揺さぶりをかけている。