エンゼルスが球団史上最大タイの8点差逆転 大谷4出塁

【エンゼルス13-10タイガース】@コメリカ・パーク

エンゼルスが球団史に残る逆転勝利を完成させた。先発ホゼ・キンターナ、2番手アーロン・スレガースが打ち込まれ、2回までに7点、5回までに10点を失ったエンゼルスは、5回終了時点で大量8点のビハインド。しかし、6回以降の4イニングで11点を奪い、球団史上最大タイとなる8点差をひっくり返す逆転勝利を収めた。8点差の逆転勝利は今季メジャー最大タイ。この試合が行われる前まで、試合のどこかで8点のビハインドを背負ったチームは今季1勝240敗だった。

6回表のエンゼルスは打者10人の猛攻で一挙6得点。4点差まで追い上げたあと、ブランドン・マーシュがこの試合2本目のタイムリー三塁打を放ち、2点差に詰め寄った。7回表にジャレッド・ウォルシュのタイムリー二塁打で1点を返し、8回表にはマックス・スタッシの11号2ランで逆転に成功。大谷翔平の犠飛とフィル・ゴスリンの5号ソロでさらに2点を追加し、13対10で勝利した。マーシュは「びっくりだよ。8点差の逆転なんて経験したことがないからね」とコメント。「一生忘れないと思う」と興奮した様子で話した。

前日の試合で40号ソロを放ち、今季8勝目をマークした大谷は「1番・DH」でスタメン出場。ライトフライ、ライトへのヒット、四球、ピッチャーへの内野安打、四球、センターへの犠飛で3打数2安打1打点2四球、合計4度出塁して2度生還し、チームの逆転勝利に貢献した。今季の成績は打率.272、出塁率.367、長打率.648、OPS1.015となり、OPSはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の1.013を上回ってメジャートップに浮上している。

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