長崎県内8市町で登校日中止 コロナや大雨影響

 新型コロナウイルスの急激な感染拡大や大雨の影響で、佐世保や雲仙など長崎県内8市町立の小中学校が20日の登校を取りやめることが19日、長崎新聞社の取材で分かった。
 21市町のうち13市町は夏休み期間中、20日を登校日にしている学校がある。このうち長崎、佐世保、諫早、松浦、五島、雲仙、時津、新上五島の一部の学校または全校が中止した。
 雲仙市は大雨の影響で甚大な被害が出ている。市教委は「通学路の安全確認が終わっていない学校もある」として各校に中止を指示した。
 諫早市は感染拡大を踏まえ、一部が校長判断で中止を決定。最終的には市教委の指示で、20日を登校日とする19校全てが中止とした。佐世保市では、32校が取りやめた。
 長崎市教委は「学校ごとに判断してもらっている」とし、同日までに各校から報告を受ける予定。松浦市は中止のほか、延期した学校もあった。
 島原市は予定通り登校させるが、集会などは行わず、夏休みの課題指導の時間を短縮するなど感染対策を図る。
 今月26日から2学期が始まる大村市は感染防止策を検討中という。

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