第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)第7日の20日、第3試合に登場した樟南(鹿児島)は三重(三重)に0―2で敗れ、初戦突破はならなかった。
エース左腕の西田恒河投手(3年)が9安打を浴びたが、粘りの投球で2失点完投。「相手打者の方が上だった」。雨でぬかるんだマウンドにアジャストすることが難しかったが、条件が同じ中で「相手はしっかり投げていた。自分の力不足です」と、いいわけはしなかった。
打線は何度も好機をつくったが、ホームが遠かった。山之口監督は「チャンスであと一本が出ず、焦りもあったのかな」と振り返ったが「生徒たちは最後までよく頑張ってくれたました」と、締まったゲームを展開したナインをねぎらった。