【20日】長崎県内14市町 94人コロナ感染

20日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(19日午後7時現在)

 長崎県などは20日、県内14市町で新たに計94人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち感染経路不明は35人だった。新たなクラスター(感染者集団)の発生はなかったものの、多くの市町で感染確認が相次ぎ、感染者数は高い水準が続く。
 長崎市の新規感染者は38人。年代非公表12人を除くと、10~30代の若い世代が計16人と多い。市上下水道局に勤務する20代男性の感染が判明。業務上、市民や事業者との接触は確認されていない。同居家族の濃厚接触者として検査し判明した。市役所本館クラスターとの関連はないとみられる。県警本部勤務の50代男性警察官の感染も分かり、濃厚接触者として本部勤務の警察官3人を検査している。
 佐世保市は28人。陸上自衛隊相浦駐屯地では30代男性隊員の陽性が分かった。市の複合施設「エコスパ佐世保」(大塔町)の関係者の感染が判明し、同施設は20日から当面休業する。
 西海市では10歳未満~20代の男女計7人の陽性が分かった。うち3人はお盆期間に県外や市外から帰省していた。五島市では県外から来ていた2人が県内陽性者の接触者として検査し、感染が判明した。

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