2戦連続完投勝利の日本航空・バデルナ 打球腹部直撃後の失点も「あまり関係ない」

2試合連続完投勝利の日本航空・バデルナ

日本航空(山梨)が第8日第3試合で新田(愛媛)に5―3と下し、エースのバデルナ(3年)が2戦連続の完投勝利。9回を139球、7安打、7奪三振、3失点に抑え、チームを3回戦に導いた。

序盤から変化球を低めに集め、新田打線を翻ろう。4回に先制点をもらったが、危ない場面もあった。4点をリードし、2戦連続の完封も見えてきた7回、新田の主砲・古和田(3年)に腹部のみぞおち付近に直撃する投手強襲安打を浴びる。

悶絶したバデルナは制球が乱れ、そこから3失点。それでもマウンドを譲ることなく粘りの投球を続け、追撃を交わした。

「まだまだ課題はある。ピンチで死球を出したり、流れが悪くなる。直していきたい」と反省を口にしたバレルナだが、古和田の打球直撃については「少し痛かったけど、大丈夫。失点に影響? あまり関係ない」と涼しい顔でサラリと交わしていた。

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