〈なおえつうみまちアート〉職員もアートシャツ 直江津学びの交流館 連携し盛り上げ独自取り組みも

 上越市中央1の直江津学びの交流館は、現在会期中の「なおえつ うみまちアート」と連携した取り組みを館内で実施している。

 同イベントのアート作品の一つ「動く。動き出す。遊び。」(松岡亮さん)は布をコラージュしたシャツを市民が着て、人と街が主役となる作品。同館の職員5人が参加しており、日替わりで数人がシャツを着て業務に当たっている。利用者から声を掛けられることもあるという。

職員がアート作品のシャツを着用し勤務。小さな屋台も独自の飾り付けで展示している

 2階こども図書館では渡辺英司さんの「小さな屋台/移動案内車」の屋台1台を借りて展示中。黒板になっている屋根部分などを使い、図書館独自の飾り付けをしている。2階での展示は24日までで、休館日を挟んで26日から31日まで3階で展示する。

 独自のアートの取り組みも実施。2階では「こどもプチアートてん」と題して利用者が手軽にアート作品を制作し、展示できるようにしている。さまざまな図形の色紙を台紙に貼り付けるだけとシンプルだが、創意工夫でさまざまなデザインが生まれている。制作は9月14日まで。参加無料。展示は26日まで行う。

利用者が作品作りを楽しむ「こどもプチアートてん」。限られた図形の組み合わせだが、ペンギンを作るなど工夫を凝らした作品も

 同館の横手正実副館長は「イベントのメーン会場ではないが、一緒に盛り上げたい。当館のメーンである本を生かした取り組み」と話している。

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