【24日】長崎県内8市5町 73人コロナ感染 三つのクラスターが拡大

24日発表の市町別感染者(左)、数新型コロナウイルス感染者の入院状況(23日午後7時現在)

 長崎県などは24日、県内8市5町で新たに計73人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。西彼時津町の遊興施設と佐世保市の複合施設「エコスパ佐世保」、五島市のバー「シャトー」で発生している三つのクラスター(感染者集団)が、それぞれ拡大した。
 時津町の遊興施設は新たに利用客1人の感染が分かり累計28人に膨らんだ。「エコスパ佐世保」ではプールを利用した10歳未満の男児が感染し計11人に。「シャトー」は、既に県外に移動した元従業員1人の陽性が分かり計6人になった。元従業員は県外で検査したため、県内事例にはカウントしない。
 長崎市の新規感染者は24人で、お盆期間前に県外などから市内に帰省した陽性者と接触のあった人の感染が目立つ。例えば、県外から帰省した20代女性(22日公表)の関連で50代女性ら5人、帰省した年代非公表の男性(同)の関連で40代男女2人の感染が、それぞれ判明した。
 23人が陽性となった佐世保市は、10~80代男女18人の感染経路が不明。市は「感染がさらに広がる可能性がある」として、感染対策の徹底を呼び掛けている。
 県人事課は、県こども政策局所属の40代男性、長崎市内の地方機関所属の40代女性、東彼川棚町の地方機関所属の50代女性の県職員3人が感染したと発表。いずれも県民と接する業務ではない。

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