【新型コロナ】横浜の宿泊療養施設から無断外出 30代男性、コンビニで振り込み 県職員に暴言も

神奈川県庁

 神奈川県は26日、新型コロナウイルスに感染し、横浜市内の宿泊療養施設に入所していた30代男性が無断で外出してコンビニに行っていたと発表した。県運営の宿泊療養施設から感染者が無断外出した事例は6例目。

 県によると、男性は22日から宿泊療養施設「新横浜国際ホテル」(同市港北区)に入所したが、スタッフとトラブルになり、25日に近くの「東横INN新横浜駅前新館」(同)に移った。

 その後の同日午後7時ごろ、警備員の制止を振り切って外出。駆け付けた県職員に「放っといてくれ、殺すぞ」と暴言を吐き、胸ぐらをつかむなどした。

 同7時半ごろ、新横浜駅周辺のコンビニに入店し、「きょうまでに振り込みをしたい」などと現金自動預払機(ATM)を利用。同行した県職員が男性の飲み物やたばこを代わりに購入し、同7時50分ごろ、施設に戻った。

 県は同コンビニに謝罪するとともに男性が触れた場所を消毒。警察にも連絡したという。

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