【東京パラリンピック】車いすバスケ・女子 初黒星も1次リーグ突破決定

パスを狙う藤井郁美(ロイター)

東京パラリンピック・車いすバスケットボール競技(27日、有明アリーナ)、女子日本代表は1次リーグA組でカナダと対戦し、35―61で敗れた。

日本は序盤からカナダの高さとスピードに大苦戦。思うように攻撃を仕掛けることができず、前半を14―31で折り返した。巻き返しを狙う後半も攻守が噛み合わなかった。試合後、共同主将を務める藤井郁美(電通デジタル)は「自分たちがやりたいバスケを、逆にカナダにやられてしまった」と悔しさをにじませた。

今大会初黒星を喫し、通算成績は2勝1敗となったものの、他チームの結果により、日本は1試合を残して1次リーグ突破が決定。1次リーグ最終戦は、前回のリオ大会銀メダルのドイツを対戦する。格上との一戦になるが、岩佐義明監督は「守備力の勝負になってくる。しっかりと対策していきたい」と決意を新たにした。

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