長崎県などは27日、県内11市3町で新たに計65人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者数は5千人を超え、累計5045人となった。13日公表分で累計4千人を超えてから2週間で約千人増加した。新たなクラスター（感染者集団）は確認されなかった。
長崎市の新規感染者は22人。このうち9人が感染経路不明だった。市は、25日に教育総務部の30代男性職員の陽性が確認されたことを受け、同部職員34人を検査した結果、全員の陰性を確認したと明らかにした。
佐世保市は19人のうち、8人の感染経路が分かっていない。若年層や親族間でウイルスが広がる傾向が目立ち、同居家族6人が一度に感染するケースもあった。
大村市では20代女性医療職の陽性が判明。女性は陽性者の濃厚接触者として検査をし、陰性を確認した後の健康観察期間中に発症した。出勤はしておらず、患者との接触はなかった。西彼時津町は4人のうち、3人が10歳未満だった。
