ジャパネット・長崎スタジアム計画 完成時期 2024年「春から夏ごろ」

 通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)のグループ会社「リージョナルクリエーション長崎」(長崎市)は27日、長崎市議会のポストコロナ交流人口拡大対策特別委員会の協議会で、2024年の完成を目指している三菱重工業幸町工場跡地(同市)に整備する「長崎スタジアムシティプロジェクト」について、完成時期を「春から夏ごろ」と示した。
 同プロジェクトはスタジアムやアリーナ、オフィス、ホテル、商業施設などを建設する計画。22年1~5月に着工する予定。
 スタジアムは、V・ファーレン長崎のホームゲーム公式戦だけで年間約40万人、アリーナは長崎ヴェルカのホームアリーナとしての使用だけで年間約15万人の来場者を想定。それぞれ約10%は県外の来訪者と見込んでいる。
 このほか同社は、JR長崎駅と浦上駅からスタジアムシティまでの徒歩ルート「Vロード(仮称)」を整備するため県や市など関係者と協議していると明らかにした。周辺の賑(にぎ)わいの創出にもつなげる狙いがあるという。
 委員からは「長崎の活性化に向けて非常に期待している」などの声が上がった。

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