〈直江津全力取材〉直江津小にボルダリングボード 創立150周年で相村建設寄贈

 上越市立直江津小(長谷川明寿校長、児童133人)の体育館にボルダリングボードが設置された。同校創立150周年記念として相村建設(相澤吉久社長)が寄贈。27日に感謝状贈呈式とテープカットが行われ、6年の児童が〝登り初め〟をした。

体育館に設置されたボルダリングボードにチャレンジする6年生

 同校は節目の年に児童の体力増進となる遊具設置を考えており、屋内に置くことができ、五輪競技として注目を集めるボルダリングを選定。寄付集めに動き始めたところ、相談した相澤社長から一括で寄贈の申し出を受けた。相澤社長は同校の卒業生で、同社は毎年児童にあいさつを指導、表彰している。

 式では、出席した6年生を代表して玉虫樹君が「オリンピックで盛り上がったように、みんなで挑戦して楽しみたいです」と感謝を述べた。相澤社長は「ボルダリングは危険もあるので、どうすれば安全に使えるかを学ぶ教材にもしてほしい」と児童に思いを伝えた。

 市内のボルダリング愛好者の模範演技を見て、「登っている人の下には行かない」などの注意点を聞いた児童は早速、挑戦。ボルダリング経験があるという冨澤祥太君は「学校にあると毎日登れるので楽しみ」と話した。

 同市教育総務課によると、常設のボルダリングボードは市内の小中学校で初めてという。今後、体育の授業で使い方を説明し、ルールを設けて運用する。

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