中上貴晶「リヤタイヤの消耗で乗りこなすのが非常に難しくなった」/MotoGP第12戦イギリスGP決勝

 8月29日、2021年MotoGP第12戦イギリスGP MotoGPクラスの決勝がシルバーストン・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は13位でフィニッシュした。

 朝のウォームアップ走行は青空が広がる天候のなか行われ、中上は今大会で3位表彰台のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)に続いて2番手タイムを記録している。

 午前とは打って変わって午後は厚い雲に空が覆われるなか決勝レースがスタート。中上は15番グリッドから好スタートを切りオープニングラップで9番手に浮上した。レース中盤まで2分01秒台の安定したペースで走行していたが、中盤以降はリヤタイヤの消耗に苦しみ2分02秒から03秒台へとペースダウン。後続のライダーたちにかわされ13番手までポジションを落とす結果となった。

 イギリスGPの週末を通してリヤタイヤのパフォーマンスに苦しんだ中上。原因を分析し9月10日~12日に開催される第13戦アラゴンGPでの巻き返しに期待したい。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(決勝:13位)
「いいスタートを切り、15番グリッドから、1周か2周目には10番手まで追い上げることができました。最初からかなり快適に走行でき、いいペースがあったので、今日はいいレースができると思いました。しかし、レース後半になるとリヤタイヤが消耗し、乗りこなすのが非常に難しくなり、終盤に向けてポジションとラップタイムを落としました。最後は13位でフィニッシュするのがやっとでした。13位というのはあまりいい結果ではありませんが、ベストは尽くしました。次のアラゴンが楽しみです」

2021年MotoGP第12戦イギリスGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第12戦イギリスGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第12戦イギリスGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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