“巨大迷路”校庭に出現 新学期を明るく 西城山小

校庭の芝を刈って出来上がった巨大迷路=長崎市立西城山小

 長崎市立西城山小(金堀町)の保護者でつくる「親児(おやじ)の会」(松尾裕一会長)が、子どもたちに明るい気持ちで新学期を迎えてもらおうと、校庭の芝を刈って迷路にした。
 同会によると、けがの軽減などを目的に約10年前、校庭の一部が芝生化された。29日は松尾会長(40)と同会の堀田敏郎さん(39)が芝を刈った。
 2年前、2学期開始にあわせ、芝生に「ガンバロー にししろっ子」という文字を刈り込んだ。当時PTA会長だった堀田さんは「文字の上を子どもたちが楽しそうに走っていた。その光景をヒントに迷路にしてみようと思った」。
 コロナ禍前は同会メンバーら50人くらいで2学期前に校庭の除草や清掃をしていた。松尾会長は「今はみんなに『集まって』とも言えない状況で残念。子どもたちもいろんな制約があって大変だけど、迷路で元気に遊んでくれたらうれしい」と話す。

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