【東京パラリンピック】学校連携観戦の教師が感染で海外にも波紋広がる

大会が行われた幕張メッセ

東京パラリンピックの学校連携観戦で引率した教師2名が新型コロナウイルスに感染し、海外にも大きな波紋が広がっている。

今大会は児童や生徒に大会の観戦機会を提供する「学校連携プログラム」が行われているが、引率した千葉市内の中学校の教師2人が新型コロナに感染したことが判明。この事態を受けて、千葉県の熊谷俊人知事は30日の会見で「明日以降の全ての学校連携観戦について、中止することで合意した」と東京パラリンピックの学校連携観戦の中止を表明した。

大会をきっかけにした感染拡大の懸念が高まったことで、海外にも波紋が拡大している。

英メディア「インサイドザゲームズ」は「児童を東京パラリンピックに引率した2人の教師が、新型コロナの検査で陽性を示した。25日に2人の男性教師が55人の生徒を幕張メッセに連れて行ってゴールボールを見に行ったことが明らかになり、感染した教師と同じバスに乗っていた18人はPCR検査を受ける必要がある」と報道。かねて学校連携観戦には感染を危険視する声が上がっており、それが現実のものとなったことで海外でも関心が高まっているようだ。

大会が〝スーパースプレッダーイベント〟とならないか不安が高まる。

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