インテリア用品卸売・販売の有限会社アクアライフ(新潟県燕市)の破産手続開始が決定、負債総額は推定3,000万円

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社アクアライフ(新潟県燕市、設立2005年、資本金300万円、髙山憲生社長)は8月18日、新潟地方裁判所より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には髙橋俊介弁護士(六花法律事務所、長岡市)が選任された。負債総額は推定3,000万円。

同社はデザイン事務所で経験を積んだ代表が1995年に創業したのが始まり。生活雑貨を主体にアクセサリーなどの貴金属、靴下や帽子などの衣料品、インテリア用品などの多岐にわたる品目を扱い、卸売のほか、スーパーや商業施設などのインストア店に加え、過去にはインターネット通販での小売も手がけていた。過去、新潟県内4店舗、茨城県、栃木県に各1店舗ずつ展開し、2008年10月期には1億5,000万円の売り上げを計上していた。

その後、リーマンショック以降の景気悪化から個人消費も低迷するなかで棚卸資産の負担も重かったことに加え、出店先の店舗閉鎖や不採算店舗の撤退などを逐次実施してきた。現在は店舗数縮小により、清水フードセンター吉田東店のみとなっていたが、2020年7月末に同所が閉店したことで業況回復の見通しが立たず、2021年3月には事業を停止し、今回の事態に至った。

© にいがた経済新聞