エンゼルス・大谷翔平が本盗含む2盗塁 42本塁打&22盗塁はア・リーグ4人目快挙

足でも魅せた大谷(ロイター)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は31日(日本時間1日)に本拠地アナハイムでのヤンキース戦に「2番・DH」で出場し、5回に自身初のホームスチールを決めた。2打数無安打、2得点、2四球、2盗塁だった。チームは6―4で勝って3連勝とし、借金1となった

相手先発は右腕タイヨン。初回一死無走者はカウント2―2からの5球目、外角直球を逆方向に打ち上げるも平凡な左飛だった。0―1の4回無死一塁は四球で出塁すると一死後、4番ウォルシュの2球目に二走フレッチャーと重盗に成功。21個目の盗塁をマークした。メジャー4年目で通算50盗塁に到達。イチロー(509盗塁)、松井稼頭夫(102盗塁)、青木宣親(98盗塁)に次いで、日本人選手4人目だ。

3―2の5回二死二、三塁は敬遠四球。今季11個目はリーグトップだ。続くゴスリンが左前適時打で5―2とリードを拡大。さらにウォルシュの3球目に再び、重盗。一塁走者ゴスリンがスタートを切り、捕手サンチェスが二塁送球した瞬間、本塁へ突入。左手で捕手のミットをかわして自身初のホームスチールを決めた。22盗塁はリーグ3位タイだ。

球団広報によると「42本塁打&22盗塁」はア・リーグでは2007年のヤンキースのアレックス・ロドリゲス以来、14年ぶり4人目。過去の達成者はホセ・カンセコ(1988、1991、1998年)、ロドリゲス(1998、2007年)、ケン・グリフィー(1999年)の3人で、大谷は球史に残るレジェンドたちに仲間入りを果たした。

MLBスタッツ公式ツイッターによると、「エンゼルスで本盗を決めたのは18年8月7日のフランシスコ・アリシア以来。

6―2の7回二死無走者は3番手の左腕ルートキーと対戦。初球の外角カットボールを打ち上げ、三邪飛に倒れた。

本塁打王を争うブルージェイズのゲレロがこの日のオリオールズ戦で39号を放ち、3本差に迫ただけに2試合連発が期待された。残念ながら徹底マークにバットが快音を発することはなかった。それでも快足でファンを驚かせ、喜ばせた。

1日(同2日)の相手先発はメジャーを代表する右腕コール。16日(同17日)に敵地ヤンキー・スタジアムで右翼席まであと少しの右飛を放っている。超特大の43号に期待だ。

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