横須賀市、護岸に転落防止網設置 2歳女児死亡事故で緊急措置

転落事故のあった護岸に設置された擦り抜け防止の網(横須賀市提供)

 神奈川県横須賀市の護岸で起きた女児転落死亡事故を受け、同市は2日までに、事故現場を含めた市内6カ所の港湾・海岸施設で転落防止の網などを設置する緊急措置を行った。

 事故は8月9日に同市平成町の護岸で発生。2歳の女児が転落防止柵の間隔約15.5センチをすり抜けて海に転落し、遺体で発見された。

 事故を受けて、国土交通省と水産庁が全国の港湾・海岸保全施設に、転落防止柵の緊急点検と間隔が15センチ以上ある柵に緊急措置を行うよう通知。市は点検を行い、柵の間隔が15センチ以上あった6施設でネットや金網を張ったという。

 9月2日の市議会9月定例議会都市整備常任委員会で報告した。

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