異物混入ワクチンと同ロット使用 長崎大の職域接種 「安全性に問題ない」

 長崎大は2日、神奈川県で8月31日に異物混入が確認された米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンと同じロット番号のワクチンを、同大の職域接種で使用したと公表した。ステンレス混入があった3ロットとは別。厚生労働省から「安全性に問題はなく、接種を控える必要はない」と通知を受け、3日まで実施する職域接種の予定者には事情を説明した上で使用を継続する。
 同大は1日、厚労省から「これまでに複数のロットでごくまれに発見されているゴム栓様の異物である可能性が高く、有効性や安全性に問題はない」と通知を受けた。これを受け、同大では徹底した目視確認を行いながら、このロットのワクチン接種を続ける。

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