メッシ加入で推定300億円超の大赤字となるパリSG 来年1月にも10選手を売却へ

メッシ(ロイター)

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが加入したフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が最大10人のプレーヤーを売却すると、英メディア「アスレチック」が報じている。

PSGは今夏にメッシをはじめ、スペイン代表DFセルヒオラモス、オランダ代表MFジョルジオニ・ワイナルドゥム、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、モロッコ代表DFアフラク・キミヒと大物を獲得しており、先取年俸の総額は3億ユーロ(約390億円)を超えているという。

同メディアによると、今季のPSGはすでに36人もの選手を抱えていることもあって、人員整理は不可欠とし、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、ブラジル代表MFラフィーニャ、スペイン代表MFアンデル・エレーラ、セネガル代表MFイドリッサ・ゲイエら10人もの選手を販売したい意向という。

また、フランス紙「レキップ」は、今季のPSGは2億5000万ユーロ(約325億円)から3億ユーロの赤字になるとし、厳格な同国のサッカー財務管理機関「DNCG」に対し、選手の販売で1億8000万ユーロ(約234億円)を回収することを通知したと報じている。

もちろん、メッシの加入による営業収入の増加も見込めるものの、エムバペを販売しなかったことで、収入を得られなかったことは大きな痛手になったとみられる。早ければ、来年1月に解禁となる冬の移籍市場でバーゲンセールを行うとしており、今後の動向が注目されそうだ。

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