周囲の励まし支えに前へ 椎葉土砂崩れ6日で1年

土砂崩れ発生から1年を迎える椎葉村の現場前で思いを語る相生秀樹さん(撮影のためマスクを外しています)

 椎葉村でベトナム人技能実習生を含む4人が犠牲となった昨年9月の台風10号による土砂崩れ発生から、6日で1年を迎える。家族、息子のように面倒を見た実習生、自宅―。多くを失った建設業「相生(あいおい)組」社長、相生秀樹さん(71)はこの1年、癒えない傷と向き合いながら、周囲の励ましを支えに「自分にできることを一生懸命やる」と前に進んできた。県内に住むベトナム人らも夢半ばで亡くなった同胞に思いを寄せ続けている。

© 株式会社宮崎日日新聞社