山本二三展 入場者、2万人突破 五島の山本さんに記念品

小坂館長(右)から記念品を受け取る山本さん=長崎市、県美術館

 長崎市出島町の県美術館で開催中の「『五島百景』完成記念 山本二三展 the BEST」(長崎新聞社、県美術館主催、大誠ハウス特別協賛)の入場者が4日、2万人を突破した。2万人目は五島市立福江中3年の山本響子さん(15)で、県美術館の小坂智子館長が記念品を贈った。
 同展は、同市出身のアニメーション映画美術家、山本二三さんが五島列島各地の風景などを描いた「五島百景」の全100点を展示。このほか代表作「天空の城ラピュタ」や「時をかける少女」などの背景画も並んでいる。
 響子さんは小学1年の時、同市久賀島で二三さんと一緒にスケッチをするイベントに参加。優しく絵の指導をしてもらった当時の思い出を胸に、母親の博美さん(52)と同展を訪れた。響子さんは「2万人目と言われびっくり。見慣れた美しい風景が並んでいて感動した」と話した。4日の入場者数は約1500人だった。同展は5日まで。

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