エンゼルス・スアレス完投勝利 大谷は43号含む2安打

【レンジャーズ1-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは先発のホゼ・スアレスが見事なピッチングを披露。9回表に内野ゴロの間に1点を失うまでレンジャーズ打線に得点を与えず、ちょうど100球で9イニングを投げ抜き、被安打5、奪三振8、与四球0、失点1という内容で自身初の完投勝利をマークした。レンジャーズ先発のコルビー・アラードもスアレスに負けじと好投を続けていたが、大谷翔平に43号3ランを浴び、6回裏途中で降板。エンゼルスは2連勝で勝率5割復帰を果たした。

スアレスは最初の3イニングを打者9人でパーフェクトに抑えると、4回表無死2塁、5回表一死1・2塁のピンチも無失点。6~8回の3イニングは最少打者数の9人で無失点に抑え、9回表一死3塁からアドリス・ガルシアの内野ゴロの間に1点を失ったが、見事に完投勝利を達成した。エンゼルスは3回裏にフアン・ラガレスが4号ソロ、6回裏に大谷が43号3ランを放ち、スアレスを援護。投打が噛み合い、レンジャーズを4対1で破った。

大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、第1打席はレフトフライ、第2打席はファーストゴロに倒れて13打数連続ノーヒットとなったが、6回裏無死1・2塁のチャンスで貴重な追加点となる43号3ラン。2本差まで迫ってきたサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)との差を3本に広げた。8回裏の第4打席では久しぶりの本塁打以外のヒットとなるライト前ヒットを放ち、二盗を狙ったが、二塁ベースから足が離れてしまい、今季9度目の盗塁失敗(メジャー最多)。4打数2安打3打点の活躍で今季の打率は.260、OPSは.977となった。

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