パイレーツ・筒香が2試合連続の7号特大弾 移籍後12安打中11本が長打

2戦連発となる7号ホームランを放った筒香(ロイター=USA TODAY Sports)

パイレーツの筒香喜智外野手(29)は5日(日本時間6日)に敵地シカゴでのカブス戦に「2番・右翼」で出場し、初回に2戦連発となる7号を放ち、4打数1安打1打点2得点、1四球、1三振だった。打率1割8分9厘。両軍合わせて3本の満塁弾が飛び出す乱打線にチームは8―11で敗れ、6連敗となった。

特大弾を放ったのは初回一死だった。先発右腕デービーズの4球目、真ん中から外角低めへ動いた78・8マイル(約127キロ)のチェンジアップを、投球のラインをなぞるように弾き返した。打球速度103・3マイル(約166キロ)のライナーはグングン伸びて中堅バックスクリーン左のスタンドへ飛び込んだ。打球飛距離417フィート(約127メートル)の豪快弾。前日のカブス戦に続き、2試合連続で初回の第1打席で先制弾を放った。

1―2の3回無死二、三塁はストレートの四球で出塁し、その後、レイノルズの逆転満塁弾で生還。5―7の4回二死無走者は三直。二塁ベース近くにシフトしていた三塁手の正面だった。7―7の6回先頭はボテボテの遊ゴロ、8―11の8先頭は95マイル(約153キロ)の外角直球に見逃し三振。

現在の打率は1割8分9厘にとどまるが、パイレーツ移籍後に限れば19試合の出場で45打数12安打で打率2割6分7厘。12安打中11安打(3二塁打、1三塁打、7本塁打)が長打だ。かつて侍ジャパンで4番を務めた強打者がメジャー3球団目でようやく本来の姿に戻った。再契約を含め、来季以降もメジャーでプレーするために本塁打を積み重ねていく。

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