崖っぷちの森保監督が「反省」の言葉を5回も繰り返して強調

オンラインで取材に応じる森保監督(東スポWeb)

日本代表の森保一監督(53)が6日、カタールW杯アジア最終予選の中国戦(7日、ドーハ)を前にオンラインで取材に応じ、初戦のオマーン戦での黒星を受けて自身の〝反省〟を何度も口にした。

崖っぷちで迎える中国戦に向けて「これまでやってきたベースは忘れてはいけない。ベースの部分はチームとして持ちつつ、さらに対戦相手を上回っていけるように」とこれまでのチームとしての方向性を維持して臨むと語った指揮官。その一方で、オマーン戦は格下相手にホームでまさかの敗戦という失態を犯しただけに反省の弁を繰り返した。

「オマーン戦に向けては、まずは体力面で海外組が多く本来持っている選手の100%ではない中で、現状で出来る100%を発揮して戦う。それをどう戦術に生かすかはオマーン戦の反省として(選手に)伝えた」と選手のコンディションを見極められなかった部分があるとした。

「あとは私自身の反省。選手たちはプレシーズンでクラブで戦術をいっぱいインプットしなければならない中で、代表でのコンセプトに合わせていくという部分。そこのギャップを埋める部分で、もっと選手たちに意思統一できる絵を持たしてあげることをもっともっとやらなければならないことだったと反省もあるし、選手たちにもそう伝えた」と戦術を選手が理解しやすいように整理できなかったことも反省点に挙げた。

そのうえで「すべて監督の私が試合に向けてというところは、役割として責任を持ってやらなければいけない。そこは結果に反映されなかったのは反省だと思っている」と屈辱の敗戦に終わった結果についても反省を強調した。

取材対応の中で5度にわたって「反省」という言葉を出した森保監督。痛感した反省を中国戦に向けて生かせるか。

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