【大相撲】貴景勝「毎場所優勝狙ってる」「カド番関係ない」 負傷した首は問題なしを強調

貴景勝(東スポWeb)

大相撲秋場所(12日初日、東京・両国国技館)をカド番で迎える大関貴景勝(25=常盤山)8日、報道陣の電話取材に応じ「毎場所優勝狙っていってるんで、カド番とかはあんま関係ないですけど、しっかり一生懸命やりきることが大事だと思っています」と力強く語った。

名古屋場所2日目(7月5日)の逸ノ城(28=湊)戦で首を負傷。「頸椎椎間板ヘルニア」との診断を受け、翌3日目(同6日)から休場した。思わぬアクシデントで1勝2敗12休に終わった貴景勝だが「(首は)もう治ってるし、ケガは関係ないです」と話す。

基礎運動や体づくりを続け、本格的な稽古再開は「(先月30日の)番付発表前ぐらい」。負傷しても鍛え方や自身のスタイルである押し相撲は「変わらないですね」と強調し「首のケガなんて別にいまに始まったことじゃないし。ずっと付き合いながらやっているんで。今まで通りやって、強くなれると思っています」と言いきった。

そんな大関は、兄弟子の元貴源治(本名・上山賢)が大麻取締法違反の疑いで協会から懲戒解雇処分を受け、警視庁に書類送検されたことに「長年一緒にやってきた部分があるんで…。世話になった部分も大変あったし、いろんなことがありましたけど、自分としては頑張っていくしかないことですから。そうですね…」と複雑な思いを口にした。

秋場所は新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が話題の中心となるのは間違いないが、大関も賜杯を虎視眈々と狙っている。

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