ダルビッシュが2ヶ月半ぶりの今季8勝目 大谷出番なし

【エンゼルス5-8パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスは2回裏にエンゼルス投手陣の大乱調につけ込んで一挙8得点のビッグイニングを作り、大量援護をもらったダルビッシュ有は6回99球を投げて被安打3、奪三振7、与四球1、失点1の安定したピッチングを披露。8対5でエンゼルスを破り、ダルビッシュは日本時間6月22日のドジャース戦以来、約2ヶ月半ぶりとなる今季8勝目(9敗、防御率3.95)をマークした。なお、ベンチスタートの大谷翔平は最後まで出番がなかった。

パドレスは2回裏無死1塁からアダム・フレイジャーのタイムリー二塁打で先制。二死1・2塁からジェイク・クロネンワースのタイムリーで2点目を奪い、さらに二死満塁となってフェルナンド・タティスJr.からの三者連続押し出し四球でリードを広げた。その後、エンゼルス3番手ジェイク・ペトリチカの暴投とフレイジャーの2点タイムリーで3点を追加。エンゼルス投手陣の自滅に助けられながらも打者12人を送り込んで一挙8得点のビッグイニングとなった。

エンゼルスはダルビッシュ降板後にフアン・ラガレスの5号2ランやジョー・アデルの4号2ランで反撃したものの、3点差に追い上げるのが精一杯。大谷を代打で起用するような見せ場を作ることもできず、2回裏の大量失点が響いて5対8で敗れた。エンゼルスにとっての明るい材料は4番手以降の4人の投手が合計6イニングを2安打無失点に抑えたこと。メジャーデビューを果たした6番手オリバー・オルテガも1回1/3を1安打無失点に抑える好リリーフを見せた。

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