韓国済州島で二輪交通違反が前年比3倍超の3200件...何があったのか?

済州島で多くの交通違反が摘発されている。今年1~8月間だけで3200件に達する二輪交通違反が発生したが、これは、前年同期比で3.3倍に達するという。何があったのだろうか?

9日、済州特別自治道警察庁によると、警察は1月から8月まで都内二輪車交通法規違反行為に対して集中取り締まりを行い全3173件を摘発した。

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これは昨年全体(1~12月)の摘発件数(2219件)より43%増、前年同期(963件)との比較では実に3.3倍に達する。

3173件を類型別に見ると、ヘルメット未着用が1233件(39%)で最も多く、続いて信号違反607件(19%)、歩道通行366件(12%)、交差点通行方法違反319件(10%)、中央線侵犯144件(5%)などの順で続いた。

道内の二輪車交通事故も今年1月から8月まで307件発生し、前年同期(209件)より46.9%増加した。

ただし、死亡者は昨年1〜8月の9人から今年1〜8月は4人に減少した。

警察は、コロナの長期化により、配達業が活況を呈し、二輪による配送競争が激しくなったため、二輪車の交通法規違反行為と交通事故が増加していると分析した。

警察関係者は、「二輪車の取り締まりの死角地帯をなくすために、無人取り締まりカメラを後ろから撮るように変更するなど、取り締まりを強化する」とし「ドライバー自身はもちろん、交通事故から、誰もが安全な済州を作るために運転者自らの交通法規を遵守してほしい」と要請した。

警察は今月初めに行った飲酒運転取締りにおいても、二日間で26件を摘発しており、そのうち飲酒運転が11件、夜間飲酒運転は15件が摘発された。これについて警察は、コロナ下の夜間店舗経営制限による昼間の飲酒が増えたことなどを理由として挙げた。

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