【新型コロナ】横浜で新たに361人感染 クラスター病院などで3人死亡

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は10日、60~90代の男女3人が死亡したと発表した。また、10歳未満~90代の男女361人の感染を確認。重症2人、中等症1人、軽症311人、無症状25人で、22人の症状が分かっていない。うち189人の感染経路が不明。

 市によると、80代男性はクラスター(感染者集団)が発生している新戸塚病院(同市戸塚区)に別の疾患で入院していた。8月28日の検査で陰性だったものの徐々に呼吸状態が悪化し、9月7日に陽性と判明。同日亡くなった。廃用症候群などの基礎疾患があったという。同病院関の感染者は47人、死者は5人となった。

 90代女性は親族の感染が確認されており、8月29日に陽性と判明。入院先の病院で9月9日に死亡した。高血圧などの基礎疾患があった。

 60代女性は、7日午前まで自宅で普段通りに生活していたが、同日午後に呼吸苦を訴えて救急搬送された。病院到着時点で重症の肺炎と診断され、検査で陽性と判明、間もなく亡くなった。糖尿病などの基礎疾患があったという。

 市が9日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=5586人▽神奈川区=4585人▽西区=2290人▽中区=3893人▽南区=4606人▽港南区=3229人▽保土ケ谷区=3385人▽旭区=3729人▽磯子区=2833人▽金沢区=2596人▽港北区=5877人▽緑区=2806人▽青葉区=4476人▽都筑区=3236人▽戸塚区=3973人▽栄区=1351人▽泉区=2090人▽瀬谷区=1665▽市外=3379人

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