【新型コロナ】横浜で4人死亡、706人感染 新たに2病院でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は1日、40代~90代の男女4人が死亡したと発表した。また、10歳未満~90代の男女706人の感染を新たに確認。中等症3人、軽症573人、無症状54人、76人の症状が分かっていない。うち409人の感染経路が不明。

 市によると、死亡した40代女性は発熱やのどの痛みがあったことから、12日に病院を受診し、陽性と判明。呼吸苦の症状があったことから14日から入院し、24日に亡くなった。糖尿病の基礎疾患があったという。

 70代男性は発熱があったことから、25日に病院を受診して陽性と判明。31日に亡くなった。心不全の基礎疾患があったという。

 90代男性はクラスター(感染者集団)が発生している横浜旭中央総合病院(同市旭区)に別の疾患で入院しており、17日に陽性と判明。28日に亡くなった。同病院に関連し、これまでに51人の感染が判明しており、亡くなったのは5人目。

 別の90代男性は同居家族が感染したことから診療所で検査を受け、29日に陽性と判明。無症状だったものの、同日中に男性が呼吸をしていないのを家族が気付き、自宅を訪問した診療所の医師によって死亡が確認された。

 医療従事者や職員、患者ら36人の感染が判明した新戸塚病院(同市戸塚区)と患者4人と職員1人の感染が分かった横浜市立大付属病院(同市金沢区)について、市は新たなクラスターと認定した。

 既にクラスターが確認されている横浜総合病院(同市青葉区)で、患者や職員ら6人の感染が判明。同病院に関連した感染者は計35人となった。

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