“大麻解雇” 貴源治 元貴闘力のユーチューブchで謝罪「今後は自覚を持って生きていきたい」

元貴源治(左)と鎌苅忠茂氏(東スポWeb)

大相撲の元十両貴源治が10日、元関脇貴闘力・鎌苅忠茂氏のユーチューブチャンネル「貴闘力部屋」に出演した。元貴源治は大麻使用が発覚して7月に日本相撲協会から懲戒解雇処分を受け、その後に警視庁から大麻取締法違反の疑いで書類送検された。

元貴源治は同番組の中で「元常盤山部屋の元貴源治です。このたび、応援していただいた皆さまには申し訳ございませんでした」と謝罪して頭を下げた。まげは結わずに髪を後ろで束ね、黒のTシャツに白のズボン姿だった。

鎌苅氏は元貴源治に「オレも〝野球賭博しやがって!〟って10年、いまだに言われるんだけど(2010年に野球賭博で解雇)。1回やったことは、もうしょうがない。一生つきまとってくるから。それを打ち勝つためには今からどう自分が精進して、お客さん、ファンにどういうメッセージを与えていくかがすごく大事だから。これを心に刻んで反省して、これからやっていくべきだと思うよ」と自身の体験を踏まえながらアドバイスを送った。

さらに、鎌苅氏は元貴源治の退職金が出なかったことに触れ「ちょっと、ひどいんじゃないか。働くまでにはおカネがいるんだよ。アパートも借りなきゃいけないし、給料をもらうまでに生活しなきゃいけないわけだから。人のものを泥棒してやるの? そういうやさしい気持ちも協会には必要だよ。それはオレは頭にきている」と相撲協会に対して苦言。その上で「自分個人の知り合い全部を集めて、断髪式は必ずしてあげるから。それで何とか頑張ってよ」と約束した。

その後、貴源治はファンに向けて「謝って許されることではないことはすごく承知しているんですが、これからまだ何をやるかは決まっていないんですが、応援してくださった方々のために自分が何ができるか、今後しっかりと考えて自覚を持って生きていきたいと思っています」と出直しを誓った。

最後に鎌苅氏は「(大麻は)日本の法律ではやっちゃいけないことだから。2度とすんなよ。2回目したら、相手にされなくなるからな」とクギを差していた。

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