【新型コロナ】横浜で338人感染10人死亡 死者の1人は30代男性、自宅療養から呼吸苦で入院

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は11日、30~90代の男女10人が死亡したと発表した。10歳未満~90代の男女338人の感染も新たに確認。重症1人、中等症2人、軽症284人、無症状33人、18人の症状が分かっていない。うち204人の感染経路が不明。

 市によると、30代男性はせきの症状があったため8月24日に病院を受診し、陽性と判明。自宅療養していたが、25日に呼吸苦の症状で入院し、9月6日に亡くなった。

 80代女性はクラスター(感染者集団)が発生している横浜旭中央総合病院(同市旭区)に別の疾患で入院しており、8月18日に陽性と判明。23日に亡くなった。高血圧などの基礎疾患があったという。同病院関連の感染者は60人、亡くなったのは6人目。

 70代女性もクラスターが発生している特別養護老人ホームの入所者で、20日に陽性と判明して入院、28日に死亡した。同ホーム関連で9人の感染が判明しており、死亡例は初めて。

 50代男性は29日に発熱などの症状があり、病院を受診して陽性と判明し、入院。9月6日に亡くなった。肝機能障害の基礎疾患があった。

 別の80代女性は発熱の症状があり、8月16日に陽性と判明。自宅療養していたが、訪問診療医が救急要請し、18日に入院、26日に亡くなった。肺炎などの基礎疾患があったという。

 60代男性は発熱の症状があり、9日に陽性と判明し入院。17日に亡くなった。

 別の70代女性は発熱などの症状があり、7月16日に診療所の受診で陽性と判明。自宅療養していたが、症状が悪化したため救急搬送され、19日に入院。8月24日に亡くなった。

 60代女性は発熱の症状があったことから9月3日に病院を受診し、陽性と判明し入院。9日に亡くなった。

 別の70代女性は発熱などの症状があったため、病院を受診し入院。8月29日に陽性と判明し、9月6日に亡くなった。じん肺の基礎疾患があったという。

 90代女性は発熱の症状があったため診療所を受診。8月17日に陽性と判明し、入院。30日に亡くなった。

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