マイクがONとは気付かず…レアルの新戦力・MFカマビンカへの人種差別が波紋

レアルに加入したMFカマビンカ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのフランス代表MFエドゥアルド・カマビンカ(18)が、いきなり人種差別被害を受けた。

欧州の移籍期限ギリギリでフランス1部レンヌから移籍した同国の超逸材。8日に入団会見が行われ、「子供の頃からRマドリードに入ることを夢見ていた。このクラブのため、家族のため、すべてを捧げたいと思っている」と意気込みを語った。

そんな晴れ舞台でスペインの公共放送局「RTVE」のスポーツ番組でコメンテーターを務めるロレーナ・ゴンザレスさんがマイクがオンになっていることに気づかず「この男性は、スーツよりも黒いわね」と人種差別発言を行っていたのだ。

この発言はすぐさま広まり「RTVE」は「われわれはカマビンカ選手の入団会見であった発言を非難します。弊社スタッフではない者の発言で、公共放送としては無礼で不適切でした。われわれは彼に謝罪し、このような誹謗中傷的なコメントを深く反省し、非難します」と声明を発表。

ゴンザレスさんも自身のインスタグラムで「選手に対して差別的な意図はありませんでした。私は人種差別主義者ではありません」などと釈明したが、すでに閉鎖されている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社