ブリトニー・スピアーズ「再婚」に立ちはだかる実の父親 後見人除外へ2億円超要求どうなる?

ブリトニー・スピアーズ(左)と婚約者のサム・アスガリ(ロイター)

米歌手のブリトニー・スピアーズ(39)が長年のボーイフレンドである俳優のサム・アスガリとの婚約をインスタグラムで発表した。

ブリトニーはこれまで2回結婚している。2004年に幼なじみのジェイソン・アレクサンダー氏と酔った勢いで結婚したが、55時間後に婚姻無効届け出して離婚。同年、ダンサーのケビン・フェダーラインと結婚し、2人の子供をもうけたが、2007年に離婚している。その後、何人もの男性との婚約が報じられたが、うわさ先行などで破局に至ることもあった。

今回はようやく婚約発表に至った格好だが、障壁は多い。ブリトニーは薬物依存や、パパラッチの前で自分で丸刈りにするなど奇行を繰り返した時期があり、2008年から父親のジェイミー・スピアーズ氏がブリトニーの財産と生活を管理する成年後見人となっていた。

しかし、現在はジェイミー氏を後見人から外そうと係争中。今年6月に父親の管理が〝虐待的〟だとして、ブリトニーは法廷で「自分の人生を取り戻したい」と話したことが多くのメディアで報じられた。8月には父親側が「200万ドル(2億2000万円を払えば後見人を退く」と要求した。

ブリトニー側は「ジェイミー氏の後見人としての管理のやり方がアスガリ氏との結婚を妨げ、子供をつくることを妨害している」と明かし、13年間にわたる後見制度を終わらせたいとしている。次の法廷審問は9月29日に予定されている。

アスガリは俳優でフィットネストレーナー。イランの首都テヘランで生まれ、トラック運転手だった父親とともに12歳でロサンゼルスに移住した苦労人だ。その後、3人の姉妹も米国に移住している。

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