巨人・中田に「阿部塾」の洗礼 早出、居残りティーでマンツーマン指導

中田翔(左)を指導する阿部慎之助・二軍監督

二軍再調製中の巨人・中田翔内野手(32)にさっそく「阿部塾」の開校だ。

14日、イースタン・リーグ、楽天戦(ジャイアンツ球場)前に中田を阿部慎之助二軍監督がマンツーマン指導。全体練習前の早出練習では阿部監督自ら打撃投手を務めると、試合前練習ではフリー打撃で真後ろから打撃をチェックした。

本番はフリー打撃終了後だった。阿部二軍監督は中田を呼び寄せると自らトスを上げティー打撃を指導。ミートポイントを確認させると、阿部監督の「十八番」である股を開かせベタ足でのティー打撃を敢行。指揮官自ら上下にトスを投げ分け、中田の下半身を強化した。

時折、「そうそうそう」と声をかけながら、指揮官は中田を熱血指導。中田は汗びっしょりになりながら最後はロングティーをこなし、約40分間の「阿部塾」が終了。阿部監督が「アガれ」と指示し、中田は「ハイ」と答えた。

13日には長嶋茂雄終身名誉監督から直接指導を受けた中田にとって、連日のレジェンドによる指導。この恩にはバットで応えるしかなさそうだ。

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