女性起業家大賞 布ナプキン・おむつ専門店「りぼん」 大原さんが優秀賞

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「どんどん新しいアイデアが湧き出ている」と話す大原さん=長崎市万屋町

 長崎市で布ナプキン・おむつ専門店「りぼん」を営む大原万里亜さん(51)が、全国商工会議所女性会連合会の第20回「女性起業家大賞」のグロース部門で優秀賞に選ばれた。本県からの受賞は初めて。
 同賞は創業10年未満で、女性の視点による革新的、創造的な企業の創業や経営に成功している女性起業家を顕彰。グロース部門は創業5年以上10年未満を対象にしている。
 大原さんは2013年、株式会社りぼんを起業。オーガニックコットンや地元のビワの葉を使用した肌に優しい布ナプキン、布おむつなど、生理や排せつに悩む女性や子どもに寄り添った商品を製造し提供。特別支援学校の教師として勤務した経験から、商品製造の工程では障害のある人やその母親たちとのワークシェアリングも実施している。
 他に、無農薬や無添加にこだわった食材や料理を紹介するイベント「長崎オーガニックマルシェ」を企画。かるたで遊びながら生理への知識・理解を深めてもらう「生理カルタ」を開発。地域活性化や生理の知識普及への貢献も評価された。
 大原さんは受賞に「売り上げよりも自分がわくわくすること、みんなが喜ぶことを大事にしてきた。今もどんどん新しいアイデアが湧き出ているので、それらを形にして喜ぶ人を増やしたい」と話す。
 同店で16年から展開するレンタル着物事業では、今年8月から利用者にタクシーの100円乗車券を配布するサービスを始めた。着物で長崎を観光すればより楽しめるとの提案に対し、長崎近郊で営業する全てのタクシー会社が協力した。「これからも地域と一体化して、ウィンウィン(相互利益)でやっていく仕組みを考えていきたい」と語った。