酎ハイで復興支援 熱海の特産「ダイダイ」使用 佐世保の飲食業・西頭さん

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熱海市の復興支援に取り組む西頭さん。同市のダイダイを使った酎ハイを提供している=佐世保市、中尾葡萄

 長崎県佐世保市上京町の飲食店「中尾葡萄」は、7月に土石流で甚大な被害を受けた静岡県熱海市の復興支援を目的に、同市の特産品「ダイダイ」を使用した酎ハイを提供している。売上金の一部を同市に寄付する。代表の西頭翔太郎さん(39)は「少しでも支援につながれば」と思いを語る。
 7月3日、同市で大規模な土石流が発生した。西頭さんにとって、熱海は東京で働いていた20代のころ、毎年訪れていた思い出の場所だった。多くの家屋を巻き込みながら土砂が流れる光景をテレビで見て「心が痛んだ」。
 復興のために、何かできることはないか。そう考えていた時、同じく熱海の支援を検討していた西海みずき信用組合(佐世保市)の担当者から連絡が入った。それから同信組と連携し、熱海の生産者からダイダイを仕入れて酎ハイで提供することにした。
 名称は「ごろごろフルーツ酎ハイ」の「季節のフルーツ」。冷凍したダイダイをトッピングし、果汁も入れる。価格は750円。ノンアルコールでも提供できる。
 西頭さんは「新型コロナウイルス禍で飲食店は厳しい状況が続き、気持ちが内向きになっている。そんな時だからこそ、外に目を向け、困っている人を支援したい。ぜひ飲みに来てほしい」と話している。