エンゼルス・大谷翔平は5打数無安打 44号のペレスに並ばれる

大谷翔平(ロイター)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は15日(日本時間16日)に敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「2番・DH」で出場し、5打数無安打、2三振だった。2試合連続無安打で打率2割5分4厘。チームは3―2で競り勝った。

相手先発の左腕カイケルの緩急と高低、幅を使った投球に翻ろうされた。初回一死無走者は外角を中心に攻められフルカウントからの6球目、内角低めチェンジアップにバットは空を切った。3回一死一、二塁は初球、真ん中低めのシンカーをフルスイング。強烈なゴロは一塁手の正面に飛んだ。次打者ゴスリンの三塁への適時内野安打でチームは1点先制した。

1―1の5回無死一塁は外角を中心に攻められ、フルカウントから内角高めのシンカーを引っ張るも二ゴロに倒れた。2番手の剛球右腕コペックと対戦した7回先頭は緩急やられた。100マイル(約161キロ)前後の直球で押し込まれ、フルカウントからの6球目、内角低めのスライダーにバットを当てただけの遊ゴロに倒れた。

3―2の9回一死一塁は3番手の左腕クロシェットの前に3球三振。初球の98・3マイル(約158キロ)直球を見逃すと一走フレッチャーは二盗を試みるも失敗。2球目、3球目の外角低めスライダーにバットは続けて空を切り、空振り三振に倒れた。

1本差で本塁王争いトップのブルージェイズのゲレロは本拠地のアスレチックス戦で本塁打は不発ながら3打数2安打と好調をキープしている。3位のペレスは本拠地でのアスレチックス戦の5回、右中間に2戦連発の44号ソロ。一気に並ばれた。

ライバルがアーチを量産している9月、大谷は38打数6安打、打率1割5分8厘、2本塁打、4打点と絶不調。流れを変える一発がほしい。

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