エンゼルス・大谷翔平4打数無安打も華麗なる二盗 本塁打王争いは2位と2差に

初回、一ゴロに倒れた大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は5日(日本時間6日)に本拠地アナハイムでのレンジャーズ戦に「2番・DH」で出場し、23個目の盗塁を決め4打数無安打、3三振、1盗塁だった。打率2割5分8厘。チームは3―7で敗れ、連勝は2で止まり、借金生活に逆戻りとなった。

エンゼル・スタジアムの興奮がMAXに達したのは3―7の9回二死一、二塁だった。マウンドは3番手の右腕バーローだ。カウント1―2から2球ファウルして6球目の内角低めのカーブを見送り、勝負の7球目。真ん中高めの85・9マイル(約138キロ)のスライダーにタイミングを外されバットは空を切った。

快足で沸かせたのは8回だった。先頭打者で2番手スボールズから四球で出塁。二死後、アデルの3球目でスタートを切ると、素早いスライディングで二盗に成功した。今季23個目だ。
相手先発は左腕ハーン。1回一死無走者はカウント2―2からの6球目、真ん中低めのツーシームを引っ張るもゴロは一塁手の正面に飛び、直接タッチされた。

0―5の3回先頭は2ストライクからの4球目、95・5マイル(約154キロ)の外角ツーシームを自信を持って見送るも判定はストライク。スタンドからは大ブーイングが上がり、大谷は首を振りながらベンチへ戻った。1―6の5回二死無走者は内角直球に空振り三振だった。

本塁打王争いで8月12発と猛追してきたロイヤルズのペレスはこの日のホワイトソックス戦で41号を放ち、差は2本に縮まった。残り25試合。ここからが正念場だ。

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