エンゼルス・大谷は4打数無安打 微妙な判定に観客席から大ブーイング

三振にガッカリの大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は6日(日本時間7日)に本拠地アナハイムでのレンジャーズ戦に「2番・DH」で出場し、4打数無安打で期待された2試合ぶりのアーチは不発に終わった。打率2割5分5厘・チームは0―4で完封負けした。

相手先発はメジャー2度目の登板の新人右腕アレクシー。初回一死無走者はカウント2―2からの6球目、94マイル(約151キロ)の内角直球を逆方向へ打ち上げたが、左飛に終わった。0―2の3回二死無走者は外角を攻められてフルカウントからの6球目、真ん中低めのチェンジアップに空振り三振に倒れた。

6回二死無走者はカウント3―1から真ん中低めのチェンジアップを空振り。6球目の外角低め直球を自信を持って見送るも、無情にも「ストライク」のコール。観客席から大ブーイング。大谷は首を振りながらベンチに戻った。

0―3の8回二死三塁は3番手の右腕パットンと対戦。初球、真ん中高めの直球を空振り、2球目も真ん中高め直球をこれまた空振り。3球目は内角高め、94・2マイル(約151キロ)の直球に差し込まれて遊飛に打ち取られた。

試合前に本塁打王争いで3位に付けるブルージェイズのゲレロがヤンキース戦の初回に40号を放ち、3本差と接近。2位のロイヤルズのペレスは41号を放っており、大接戦になっている。

徹底マークされている上に球審の誤審に近い判定に調子を狂わされている部分はあるが、自分のバットで切り開くしかない。7日(同8日)からDH制のないパドレスの本拠地での2連戦。正念場だ。

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