新潟東港近郊に建設を計画するイーレックス株式会社のバイオマス発電所について環境影響評価審査会が開催

新潟県環境影響評価審査会はweb会議の形式で実施された

新潟県は16日、イーレックス株式会社(東京都中央区)が新潟県聖籠町東港に建設を計画するバイオマス火力発電所の、計画段階環境配慮書について審議する環境影響評価審査会を開催した。

配慮書についてはこれまでにも、新潟市長と聖籠町長への意見照会や、8月の新潟県と新潟市の環境影響評価審査会による現地調査と事業概要説明などが実施されており、今回はこれまでに提出された意見などを取りまとめた答申案を審議した。

審査会のなかでは、事業実施に当たって配慮すべき、排ガスの大気への影響や温排水の動植物への影響などが審議された。また景観への影響に関しては、地域住民や自治体の意見を踏まえつつ施設の煙突などを検討するフォトモンタージュを作成し、調査や評価を行うことが審査・答申意見(案)へ盛り込まれた。

今後配慮書は県環境影響評価審査会の答申後、県知事意見を事業者に提出するとともに、経済産業大臣に送付される。

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