【カーリング】ロコ・ソラーレの全面サポート受ける〝チームゆりた〟吉田夕「情報収集力はある」

左から松村雄太、吉田夕梨花(C)JCA-IDE

カーリングの混合ダブルス日本代表決定戦(18日開幕、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)を前に、吉田夕梨花(28=ロコ・ソラーレ)、松村雄太(31=コンサドーレ)組が、アドバンテージを背に大一番に挑む。

今大会で優勝したペアは、北京五輪切符をかけた世界最終予選(12月、オランダ)への出場が決まる。先週はロコ・ソラーレ(LS)の一員として、女子日本代表決定戦を制した吉田は「レギュレーションは同じような状況なので、すごくやりやすさというか情報収集の力はあるのかなと思う」とした上で「このチームの一番の強みはスタッフの層の厚さ。LSが全員居てくれる心強さと、先週はテレビ解説をしていた両角さん(友佑、TM軽井沢)がコーチとして参加してくれているので、情報収集力は長けているチームだと思う」と自信を口にした。

2018年平昌五輪で銅メダルに輝いたLSの知見と経験豊富な両角氏のサポートは大きなプラス。ただ、松村が「チームとして前回のダブルスの日本選手権から言い続けている『1試合ずつ学んでそこから何を得ていくか』ってことを続けていけばその先の結果は付いてくる」と言えば、吉田も「五輪が近づいていることは実感しているが、私たちが口にしているほど五輪は簡単なものではない。まずは一戦一戦目の前のことしか考えていない」ときっぱり。慢心は一切見られない。

4人制と混合での〝二刀流〟で五輪を狙う松村、吉田組。まずは今大会で全てを出し切る覚悟だ。

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