ヤクルト・村上が有言実行! 日本ハム・清宮から「世代の顔」強奪…最年少100号でダメ押し

通算100号を放ち、笑顔でダイヤモンドを一周したヤクルト・村上

名実ともに世代の顔になった。ヤクルトの村上宗隆内野手(21)だ。19日の広島戦(神宮)で2―0の初回一死で35号ソロを放ち、通算100本塁打に達した。21歳7か月での到達は西武・清原和博の21歳9か月を抜いて、史上最年少記録を更新した。

通算868本塁打の王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)よりも早い100号到達だと話を振られると「そこに肩を並べれるほど実績もありませんし、まだまだ若いのでもっともっと上を目指して頑張りたいなと思う」と話した。

そんな村上の入団時は〝清宮フィーバー〟が巻き起こっていた。現日本ハムの清宮幸太郎内野手(22)は史上最多記録の高校通算111本塁打を引っさげて2017年のドラフト会議で7球団が競合。クジにはヤクルトも参加した。

外れ1位となった村上は入団会見で清宮を「今の自分と比較したら、自分が勝っているところはあまり見当たらない」と認めつつも「プロではスタートラインは同じ。強い意識で〝村上世代〟と言わせられるような選手になれるように」と意気込みを語っていた。

そこから4年。プロ2年目に一軍でレギュラーとして出場し、その年に新人王を獲得した。3年目には全試合で4番打者を務め、4年目の今年は東京五輪の野球日本代表で出場して金メダル獲得に貢献。〝村上世代〟は始まったばかりだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社