長崎県などは15日、新たに県内5市で計22人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。佐世保市内の事業所では従業員6人の感染が判明し、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
佐世保市内の同事業所では14日までに計約10人を検査し6人の感染を確認。今後、さらに約10人を検査する。市は感染者と接触した人を特定できており「不特定多数への感染の恐れはない」としている。
児童5人の感染が判明し、クラスターが発生している雲仙市立愛野小では13日までに全児童・教職員の計約480人の検査を終え、新たに児童1人の陽性を確認。同市教委は15日までとしていた臨時休校を17日まで延長した。複数の感染者が確認されている学年については、22日まで学年閉鎖を継続する。
諫早市の60代女性は、既に感染が分かっている市立保育所の女性保育士の同僚。同保育所での職員の感染確認は2人目。職場で新たな濃厚接触者は出ていないという。
感染者が判明し14日に1学級を閉鎖していた長崎市立小では、学校関係者ら約40人を検査し、全員の陰性を確認。15日から通常登校に戻した。
【15日】長崎県内5市22人コロナ感染 佐世保の事業所でクラスター
- Published
- 2021/09/16 09:37 (JST)
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