フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)はプレッシャーに耐えられるのだろうか。
スペイン紙「マルカ」によると、エムバぺはPSGから5年契約の税抜き年俸2500万ユーロ(約32億3000万円)にも及ぶ巨額条件で契約延長オファーを拒否しており、契約満了となる来年夏にフリーとなり、移籍金なしでスペイン1部レアル・マドリード入りすることが確実視されているという。
国際サッカー連盟(FIFA)のルールでは契約満了となる6か月前から他クラブとも自由に交渉できるようになるため、Rマドリードは2022年1月1日にもエムバペと今夏の加入を前提とした契約を交わすとみられている。そんな中、同紙は「リーガの巨人は、PSGで更新するためにクラブやファンからのプレッシャーにプレーヤーが耐えられるかどうかについて懸念を抱いている」と伝えている。
PSGのファンは来夏の退団が確実視されるエムバペに対し、反発を強めており「例えば、PSGがリヨンにホームで勝利したとき、クラブへのコミットを拒否し続けたFWはブーイングを目の当たりにしている」と報じている。実際、スタンドからは激しいやじを浴びせられるなど、針のむしろ状態にある。
この状態が来年夏まで続くことになれば、エムバペのモチベーション低下やメンタルの維持などにも影響は及び、場合によっては大ケガにもつながりかねない。エムバペは現状にイライラを募らせており、メス戦(22日)では相手GKに暴言を吐いたと報じられているが、プレッシャーに耐え、無事にスペイン移籍を勝ち取れるだろうか。