広島のエース・大瀬良大地投手(30)が24日のDeNA戦(横浜)で先発し、今季最長となる7回2/3を117球、6安打2失点で今季7勝目。8月27日の阪神戦(マツダ)以来、4試合ぶりに白星を手にした。
2回に宮崎の先制ソロを浴びたが、慌てることはなかった。キレのあるストレートとカットボールを軸に、ベイスターズ打線を翻弄。3回以降は5イニング連続で無安打投球を続け、8回に佐野の適時打で2点目を許すなど3連打を喫したところで交代となった。
この日は打撃でも仕事を果たした。1点を追う3回先頭の第1打席、相手先発・宮国から左前打で出塁。内野ゴロの間に自ら同点のホームを踏み、その後の坂倉の2点勝ち越し打を呼び込んだ。
勝利を手にしたもののエースは「もう最初から最後まで本当に、全部コントロールできなかった。狙ったところにはいかないし。なんとか修正しようとしたんですけど、どうにもならなかったので」と反省の弁。「その中でもゲームを作って、粘り強く投げたいなと思ってた結果がつながったかなと思います。悪い中でも試合をつくることが僕の立場では大事だと思う」とも続け、謙虚な言葉に終始した。
チームはエースの力投、そして2号2ランを含む5安打3打点をマークした2番・小園の大暴れなど投打が噛み合って9―2と大勝。連敗を「2」で止めた。