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茂木町は今月、土砂条例を改正し県外からの土砂持ち込みを禁止した。6月以降町内2カ所で不正に土砂が埋め立てられたことを受けた対応で、県外の土砂搬入を禁止する条例改正を行ったのは県内市町で初めて。環境への悪影響が懸念される「改良土」による埋め立ても禁じた。隣県の市町が改良土の埋め立て規制を強化し土砂が本県に流入しているとして、追随する動きがある。
同町は16日の定例町議会に「町土砂等の埋め立て等による土壌の汚染および災害の発生の防止に関する条例」(土砂条例)の一部改正案を提出、可決された。
改正条例は町内に搬入できる土砂を、原則として県内で発生し発生場所から直接搬入した土砂に限るとした。また、埋め立てに使えない土砂として、「安全基準に適合しない土砂」に「土砂等または建設汚泥にセメントや石灰を混合し科学的安定処理した」と定義した改良土を加えた。