きょう（日）は、近畿や東日本を中心に雨が降りやすく、雷を伴って激しく降る所もある見込み。紀伊半島ではこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあるため、土砂災害に注意が必要となる。
　また、台風16号は週の後半にかけて、東日本の南の海上へ進む見込み。太平洋側を中心に荒れた天気となるおそれがあるため、最新の情報に注意するとともに、早めの備えを心がけたい。

近畿や東日本は雨や雷雨に

　きょう（日）は、湿った空気や上空の寒気の影響で、近畿や東海、北陸はこのあとも雨が降りやすく、局地的に雷を伴って激しく降る所がある見込み。午前中は紀伊半島に活発な雨雲がかかり、三重県の紀伊長島では1時間に96.0ミリの猛烈な雨を観測した。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあるため、土砂災害に注意が必要となる。
　また、関東にも雨の範囲が広がる見込み。

あす（月）は日中は広い範囲で晴れ間

　あす（月）は東日本の天気は回復して、日中は晴れ間の出る所が多くなるが、九州や四国は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所もある見込み。
　東日本は朝の気温がけさ（日）より低く、東京で17℃など、ひんやりと感じられる所もありそうだ。

台風16号北上　週後半は太平洋側で荒天のおそれ

　台風16号は、フィリピンの東の海上を発達しながら北上して、あす（月）には猛烈な勢力にまで発達する見込み。週の中ごろには進路を東よりにかえて、1日（金）には東日本の南の海上へ非常に強い勢力で進む予想となっている。南西諸島や西日本や東日本の太平洋側は、週明けもうねりや高波に注意が必要だ。木曜日から金曜日ごろは西日本から北日本の太平洋側で雨や風が強まって大荒れとなるおそれもある。
　週の前半は晴れ間の出る所が多いため、排水溝や側溝の掃除をして水はけを良くしておくなど、早めの対策を心がけたい。

（気象予報士・及川藍）